みつだけんいちの気まぐれ日記。2年ちょいブリに復活。

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「♭フラッと旅姿三人衆」のツアー中に、いろんな方々から言われた。「あのヨン様の日記、ちゃんと更新してくださいよ〜」と。
そこで、ファンクラブ限定ページでの超濃いめの日記から、ホンの一部、いわゆる薄いめの部分を抜粋、抽出、転載させていただき、
それをもって、この日記をかろうじて機能させていただきますことでお許しくださいませ(2005/01/02)。
2004/10/25(月)いがけない災害が、各地でつづいています。心より、お見舞いもうしあげます。どうか、みなさんの、大事のないことをお祈りもうしあげます。今後もひきつづきお気をつけくださいませ。

 地球は生きている。でも、ちょっとご機嫌がわるいみたいだね。予測のつかない怒りっぷりは、大迷惑だ。人がキレやすくなって、事件が増えてるけど、地球くんも、キレやすくなってるのかなぁ。

 ヒダノ修一さんの太鼓セッション。すごかった。でっかいでっかい和太鼓に、肌から感動。そして何より、僕が大絶賛したあの、ブラストの、日本人ただ一人のスネアドラムプレイヤー、石川直さんが、急遽ゲストでいらしてくれました。もちろん競演させていただきましたよ。ブラストの舞台裏はどんな感じなの?稽古はどのくらいやるの?なんで同じひとがいろんな楽器ができるの?…。楽屋では質問攻めにしてしまいました。でも、そしたら、とにかく丁寧に一生懸命、やさしく説明してくれました。いいひとだ。石川くん。だって僕、ファン心理丸出しでしたの。へへ。
2004/09/04(土)日、スタッフ数名でミーティングの流れで久しぶりに行った、○宿の有名カレー店、「○○亭」。

 満腹で談笑していると、ある時「おっ」と会話が止まり、視線を釘付けにして、ふと隣のテーブルに颯爽とやってきた、その二人連れの片方の人が、津川雅彦、あ、いや、長門裕之、え、どっち??

 このお二方、若い頃の方がはっきりと識別できたのだが、ご両人素敵な年齢の重ね方をしていらっしゃるのか、生で見ると、今や全く識別不能。しかも、お連れの方が、南田洋子でも朝丘雪路でもないのだ。困った。

 さすが兄弟。っていうか、まあ、よく見ればどっちかはわかるんだけどね。ヒゲとかの兼ね合いで。さてどっちか?正解はCMの後。うまかった、面白かった、三○の「喜楽○」事件でした。
2004/09/01(水)う半月ちょっと前になりますが、以前からホントによくお世話になってるパーソナリティの小川もこさんからお誘いいただいたお芝居、「飛行機雲」に強く心を打たれました。

 終戦記念日のお話。死を目前にした特攻隊の若者が聞くラジオと、現代の終戦記念日特番のラジオ放送が出会う…というストーリーです。

 特攻隊の若者は、大空へ飛び立ちます。夢のかけらを犠牲に。みんなみんな、死んでいきます。大事な人がなんの理由もなくこの世から消され、もう二度と戻りません。核爆弾も落ちたんですよね。僕等の国に、街に。つい50数年前、本当にあった話なんですよね。自分が、自分たちが、日本人にうまれた意味を深く考えさせられます。僕等(僕等の世代)が、毎年の夏の暑さに、どこかせつなさを感じるのは、祖先の戦争体験、そして戦後教育の残り香ではないか、と思います。

 甲子園の正午のサイレン。けたたましい蝉の狂い鳴き。強烈な陽射しに胸が詰まる記憶が、日本人のDNAに組み込まれているように思うのです。また、まだそういう教育があった、僕たちの世代だったような気がするのです。今の首相が米国の言いなりになるのも当然です。ウチらは戦争に負けたんです。未だに敗戦国の残り香なんですよね。だから、だったら、“戦争放棄”という言葉、憲法に誇りを持ち続けたいと思う。そう教わったよね、僕たち。でも歴史も、人の考えも変わるんだ。

 思惑と利益と立場と自分の都合でしか動かない、喋らない政治家の人たちなんて、まったくちくしょ、こんにゃろだね。
そんなことをチラリと考えつつも、とにかく悲しくて悔しいお話でした。毎年再演しているお芝居だそうですので、皆さん、来年機会があったらどうぞご覧下さいね。もこさん始め、出演者の皆さん、そして脚本…全てが全身全霊で、とにかくこの上なく素敵ですよ。
2004/08/04(水)ーチャードホール でblastを見てきた。トッキー(おなじみのbassの田中豊雪さん)と、とっちん(おなじみdrumsの杉野寿之さん)と、そして二人の教えている学校のドラムの先生、Yさんと。

 ☆すごかった〜!
 一曲目の○○○の○○○を聴いただけで、胸と頭と感性がいっぱいいっぱいになって、涙が出てきた。興奮と迫力で泣けてきちゃうなんて、久しぶりの経験だ。全ての瞬間に、常にアツイものがあった。それでいて、美しい。ものすごくきれいなシーンは天国のよう。そして、ハーモニー。繊細ではあるけど、豪快でもあり、とにかく強く調和しているのだ。強くだよ。
 人は、お互いが調和するためにおそるおそる歩み寄るのが常だ。ア・カペラなんかでも、最初は声をそーっと合わせていくことがある。相手の気持ちや意見を推し量りながら、様子をみて整合性を計る。この辺かなと、アタリをつける。それが社会での調和。ハーモニー。

 ところが、そんな生き方は生っちょろいぜ、と言わんばかりの迫力だ。そして笑いと感動だ。若者は夏休みで、ワイドショーで言われるように渋谷は堕落した街かと思っていたが、文化村の一角は違った。スゴかった。そしてブロードウェイやラスベガスでは、こんなようなショーが、いくつもいくつも、毎日毎日、何十年も続けて行われているんだ。やっぱり、本当のアメリカはこのようにスゴイはずだったのだ。

 ここ数日は、プリプロダクション作業(編曲)で、G*Hスタジオにびっちりこもっていた。感性のよどみがちな場所が一気に開放された感じだ。宿便が出た時に似てる。か、どうか。打楽器、管楽器、声、踊り…非の打ち所のない構成とパフォーマンス。一部と二部の間の休憩中も、ロビーでパフォーマンスという徹底したファンサービス。どうぞ、チャンスのある方は、ブラストのエンターテインメントを体感してくださいね。
2004/ 07/28(水日 とある打ち合わせで、久しぶりに石井竜也さんとお会いしまして、いろんなお話をさせていただきました。
 やっぱりライブ、生音が良いよね〜なんて話から、バイオリンや、ピアノ、木が鳴る楽器は素晴らしい〜なんて話から、前後上下左右から音が降ってくる、パイプオルガンなんてのは、コンサート会場でしか体感出来ないですよね〜なんて話をしてたら、「それは、オーロラが絶対写真に撮ることができないのと同じ」…だそうだ。
 ううむ、さすが、例えが絶妙だ。あの色づかいは肉眼でしか見られないし、何より、一分一秒でその光景がめくるめく、変わっていくらしい。変幻自在。う〜ん、一度見たいぞ、オーロラ。
 「♭フラッと旅姿三人衆」のツアー中に、いろんな方々から言われた。「あのヨン様の日記、ちゃんと更新してくださいよ〜」と。

 そこで、ファンクラブ限定ページでの超濃いめの日記から、ホンの一部、いわゆる薄いめの部分を抜粋、抽出、転載させていただき、それをもって、この日記をかろうじて機能させていただきますことでお許しくださいませ(2005/01/02)。

2004/07/11(日) 曜日の朝を迎えたばかりでもう日曜の日付で書く日記とはなんなんだ。しかし、月日の経つのは早くて、油断すると心が置いてかれそう。もうあれからひと月以上経ってしまったのだが、先月のブルージェイウェイのライブは、渡辺真知子さんにゲストで来ていただきました。ホンっトに楽しかったなぁ。
 真知子さんはホントに素晴らしい人で、歌で…、久しぶりに一緒に音楽が出来てうれしかったのだが、終わっていきなり言われたのが、「最近TV見ててずっと思ってたのよ〜、みつ、そっくりじゃない!あの、ホラ、えと、ホラホラ、冬のソナタの……ペ!」。
 出来れば、ヨン様と言って欲しかった。

 さて、三田屋本店ディナーショー用の練習では、織田さんと森琢哉=タクちゃんの優雅で絶妙なアンサンブルに、全身のチキンスキンがスタンダップした。今後いろんな人に聴いてほしいなぁ。

 さて、ファンクラブ専用ページが出来ています。濃い目の人々はどうぞそちらへおいでくだまし。濃い目の日記でお待ちしてます。

2004/05/21(金) 年ぶりのこの多忙で毛髪にどのような影響を与えるのか…。心配というよりあきらめである。レコーディングと収録でスタジオにビッシリこもっている。とにかく実力と楽しさを兼ね備えたラグなのだ。これからもっとすごいかも。若いチカラと気持ちを浴びて、そろそろ自分の歌にも戻ってみようか。最近は“もろこし生茶”をバカ飲みしている。これはすごいかも。発売数週間でもう22本も飲んでいる。数えてる自分がばかばかしいほど素敵だ。僕はもろこしバカである。とにかくうますぎ。雨の日も風の日も車の中もスタジオも。まったくあきない。もう、コーンスープ飲めよって感じだ。

2004/04/13(火) 古屋のお客さんが書いてくれたライブ・アンケートにこんなのがあった。「ペ・ヨンジュンさんに浮気していました。すいません。今日の素晴らしいライブを見て思いました。やっぱりケン様に戻ります。」いやいや、こちらこそどうもすいません。。。

 件の出版差し止めで問題になった週刊○春に、某女子大教授の連載コラムがあって、これが気に入っている。自虐と自己への絶望感、同僚教授陣や家族に対しての誹謗中傷、非難の連発。と書くと聞こえが悪いが、これが痛快というか、良くある言い方だと「ウィットに富んだ…」ってやつだろうか。文字だけ拾うと毎回が誰彼との諍いだらけなのだが、何故それが笑えるかというと、行間に滲み出る他者への愛情、それをスマートに醸し出す著者の人柄、これがあるからだと思う。愛のあるツッコミにより、日常生活が喜劇やコントに思えてくる。うぅむ、憧れるなぁ。

 今読んでる(途中まで)本の中の一つに、あの「バカの壁」の養老孟司さんとF館伊知郎さんの対談っていうのがあって、これもまあまあ面白い。最初の方、話があまりかみ合ってないのだ。「バカの壁」は、社会生活の指南書…というか、人付き合いのヒント集とも言えるだろうか。為になる。報道ステーションは数回チラリ見したが、F館さんはやはり有能司会者だった。テレビの。そしてこの対談でも、得意の鋭敏な言語羅列攻撃で、いきなり高いテンションでもって話題を始めるのだが、ベストセラー作家、実は解剖学博士の頭脳にあっさり、ヒラリとかわされるのだ。果たして、言葉遊びにはならなかった。これから「表面」と「本質」がどう歩み寄っていくのか。続きを読むのが、ある意味楽しみだ。因みに、この本の冒頭は、偶然僕の「ワンデーアキュビュー」体験のような不思議な記憶の話で書き出されている。意味不明で超難解な言葉を、人は何故いつまでも記憶出来るのか…という話もあり、小5の時に覚えた寿限無の名前は僕も未だに全部言える。

 仙台と名古屋、行って良かったなぁ。お客さんや、現地で一緒にライブを創ってくれるスタッフの皆さんは、みんな愛情いっぱいで迎えてくれるのだ。何か背中に、追い風を感じたよ。この感じをずっと続けていけたらいいな、と思った。

 そうそう、あと一つ。以前に「冬のソナタ」の楽譜集を送って下さった方がいて(ありがとう)、チラッと弾いてみたことがあるが、とても良い曲だね。これ、ライブでやってくれ!ってことなんだろうなぁ。ヨン様そっくりにカッコ良い僕が歌ったら、ちょっとハマり過ぎやしないか。いやしかし、譜面の歌詞部分がハングルで書かれているのだ。読めん。教えてくれ、ヨン様。チョ・ナンカン様。御代官様。

2004/04/09(金) ン様が帰国したそうだ。冬ソナの。巷じゃ大フィーバーだそうだが、いったいどこがいいのだ?ヨン様の。僕にそっくりじゃないか。

 しかしまあ、ココントコ、実に実にいそがしい日々だった。ありがたいことではある。が、ホンの少しの自分だけの時間も探さないと、心が詰まる。そういう時は一人のんびり個室(風呂場他)で考える。やりたいことはいっぱいあるし、やらねばならないこともいっぱい。ワクワク。湧く沸く。

 テレビのインタビューである主婦が言っていた。「ヨン様はー、私にとってぇ、大切な恋人でもありぃ、家族でもありぃ…」。そんなはずがない。ヨン様は所詮他人だ!“ヨソ様”だ!間違いない。

2004/03/09(火) タジオのプチ模様替えになったのは自然の流れだった。機材や鍵盤の棚を自作しようという気になって、困った。とあるレコーディングのアレンジをしなくてはいけないので、時間がホントにないのだ。が、気持ち良く作業をするためにもスタジオの環境を整えることも大事なのよ。機材のあふれた電磁波だらけの環境に最も良いのは、白い布。ではなくて、木材だ。2×4(ツーバイフォー)〜2×10という木は住宅建築にも使われているものだそうだが、意外に安いし、ヒノキの香りで気分が実に落ち着く。エコである。以前この2×10をやたらと並べて我がスタジオの床を作った。まるでリゾートスタジオのようになった(この床は今発売中のキーマガに写っている!)。そして今回は鍵盤や機材のスタンドをこれで作ってみようっ!という作戦で、一週間かけてやっと組み立てたのだ。毎日が日曜大工。毎日が日曜日だ!ほとんど毎日、朝早くから(と言っても10時半過ぎだが)ホームセンターに通って足りない木材やゴム足を買い足す日々で、店員のアルバイトの兄ちゃんも「あ、またあいつ来たよ…こないだはゴム足12個買い占めやがって。今日はいっぱい切らされるな、めんどくさい」とも言わず黙々と細かいカットをしてくれた。多分いい人だ。

 木材は大体は切ってもらうのだが、製作現場で浮かぶアイディア(…といえば聞こえが良いが実際は設計ミス)などの急遽の変更によって、自分で丸ノコで切る。そしてニスをぬり、乾かし、木ネジで締め上げる。無我の境地でこれをやっている間、ふと頭の中に「ワンデーアキュビュー」という単語がフワッと浮かんできた。何なんだ?これは。どこで教わった言葉だろう?ま、いっか。…そんなこともすっかり忘れて、さっきTVを見ながら頭を念入りに乾かしていたら、正式に出逢った。「ワンデーアキュビュー」。何だ、使い捨てコンタクトか。視力は今のところ良い自分にとっては、まったく関係のない「ワンデーアキュビュー」。そしてそれを意識的に見たり聞いたりした覚えがない。なのに、深層心理に深く刻まれていたのだ。恐ろしや〜TVCF。ある意味、完璧サブリミナルじゃん。人々の心の奥底に響き渡り、そして、僕の人生にどんな影響をもたらしてくれるのか、この「ワンデーアキュビュー」。恐らく、音楽もこんな風にひろがっていくこともあるだろう。良いものか、そうでもないものかは別としてね。

2004/03/08(月) ライベート・スタジオの機材の整理をしていたこの十日間。先週はたっくさんの古い機材を、とある楽器屋さんに買い取りに出した。大事なアナログ・シンセもオーバーホールに出している(それは今発売中のキーマガに小さく写っている!)。買い取り機材は、幾らになるかはわからないが、どうせ二束三文だ。捨てたようなもの。以前はよく、ネット・オークションでたくさんの機材をミシラヌヒトに買っていただいた。えっ?!そんなにもらっていいのっ?っていう金額で。今回は時間もないし面倒なのでぜ〜んぶ一気にお店に持っていった。お店の人は「こんな古い機材、今更売れるわけないじゃん…フッ」とはひと言も言わずに黙々とひとつひとつチェックしてくれた。多分いい人だ。
2004/02/19(木) しいソフトウェアは、覚えるのが大変。おまけに、専門知識もなけりゃ、全く経験もない分野だから厄介だ。これまで自己流で自らのアルバムのジャケットを作ってきた。自分の作品は、まだ遊び心で挑めるから気楽。しかし、FCの会報なのである。これまではワープロソフトのドローでレイアウトしてきた。クラリスワークスは誰よりも使い倒したと思う。しかし、とうとう足を踏み入れてしまった。出版業界、いわゆるDTPである。このソフトで、月刊誌などは当たり前に出来ているそうだ。きっと中学生のアマチュア・ミュージシャンがいきなりプロ・ツールスを前にしてもがいているようなもんだろう。思えばDVDもこうやって作ったのだった。あれは、DTVだ。また映像作品も作りたいな。過去のライブ素材はいっぱいある。Cicoの早替え全集でも編集してみようか。でも、もう使い方忘れてるだろうな。…さて、と。本編は本日入稿なのに、何故日記なぞしたためている時間があるかというと、カンプのプリントアウトに相当な時間を要するので思わずヒマが出来てしまったというわけだ。朝の8時。ご近所の新築工事も、相変わらず景気よく始まっている。いつのまにか今日は昨日になってしまっていた。
2004/01/30(金) のような日記を誰が喜んで読むのかは別として、生きている証として(大袈裟だが)また、再びペンをもつことにする。といってもペンではない。
 渋谷の東○ハンズで、シャンプーとトリートメントを買った。髪質、地肌、ヘアカラー…いろんなことを気にしながら様々な種類のものを使ってきたが、未だにコレだ!というものに出会わない。ダメージ・ヘアにこれ以上のダメージを少しでも防ぐために、ここ数年、洗浄力の強くないものを使ってきたが、例えば無香料のものを使い続けると、洗ってからおよそ24時間でもう頭がクサくなってくる。「ん?…なんじゃこりゃ…犬か?」いやこれが、自分の頭のニオイなのだ。犬は飼っていないのだ。いや、飼ったことはある。小学5年生だったか、松戸に住んでた頃のある雪の夜。吹雪の県道で、泥だらけで今にも死にそうでフラフラヨタヨタした茶色い物体が、間一髪、車に轢かれそうだったので救出した。連れ帰って風呂に入れたら、それは真っ白なマルチーズに変身した。次の日、犬の医者に連れて行ったら(犬の医者といっても院長先生が犬ではない)、この犬は人間に例えたら80歳の“おばあさん犬”だと言われた。“おかあさん指”や“おねえさん指”は知ってたけど“おばあさん犬”とは初めて聞いた。「じゃあ先生、人間に例えたら、僕は吹雪の中ヨタついてた80歳のおばあさんを連れ帰ってお風呂に入れてあげたってこと?」と思わず聞いたのだった。僕はなんだか良いことをしたような気分になった。次の日ジュリーちゃんと命名されたおばあさんは(「勝手にしやがれ」が流行っていた頃だったので)そのまま家族の一員となったが、一年も経たないある日、人知れず消えた。きっと天国への扉を探しにいったのだろう。夢のような楽しい日々だった。何の話だったか…。
 僕のファンの人は、僕の髪が今どういう状態でこれからどのようになろうとしているのか知っている人が多いと思うが、ビジュアル系で売っている僕としての生きるか死ぬかの問題に直面している今、お互いが試されている時期に入ったと言えよう。できればこれからは、目を瞑って(いろんなことに)音楽を楽しんで欲しい。あんまり笑えないですかね…へへ。…そう、今日行った店の売り場に、何故かピンクの白衣を着たきれいなお姉さんの店員がいた。何故か、如何にも美容師なのである。なぜだろう。昔、母が美容師のことを美容院の先生と呼んでいたのを思い出した。白衣だから先生なのか?だいたい“ピンクの白衣”っていうのも“頭痛が痛い”みたいな感じですけど。しかもお姉さんと言っても、まず、年下なのである。間違いないっ。






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